auじぶん銀行

金利・手数料・au PAYとの連携まで解説

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、スマートフォンを中心に使えるネット銀行です。

名前に「au」と付いていますが、auユーザーだけの銀行ではありません。au回線を契約していなくても口座を開設でき、円預金、振込、ATM、外貨預金、投資、住宅ローンなどを利用できます。

特徴が出るのは、au PAYやau PAY カード、対象の証券会社などと組み合わせたときです。

2026年8月時点の円普通預金通常金利は年0.41%。さらに「まとめて金利優遇」の条件を満たすと最大年0.61%まで上げられます。

また、利用状況に応じてATMや振込の無料回数などが変わる「じぶんプラス」があり、普段使いの銀行として手数料を抑えやすい仕組みもあります。

この記事では、2026年8月24日時点の公式情報をもとに、auじぶん銀行の基本的な使い方、普通預金金利、ATM、振込、au PAYとの連携、どんな人に向いているかまで整理します。

auじぶん銀行はどんな銀行?

auじぶん銀行は、店舗窓口へ行って取引することを前提にした銀行ではなく、アプリやインターネットバンキングを中心に使います。

残高や入出金明細の確認。

振込。

定期預金。

外貨預金。

各種ローン。

などをスマートフォンから利用できます。

現金が必要なときは、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行などの提携ATMを使えます。

公式では全国約9万台の提携ATMを利用できると案内されています。

またセブン銀行ATMとローソン銀行ATMでは、キャッシュカードを持っていなくても「スマホATM」で入出金できます。

口座開設もオンラインで申し込めるため、普段の銀行取引をスマートフォンへまとめたい人に向いた銀行です。

普通預金の通常金利は年0.41%

2026年8月時点の円普通預金通常金利は年0.41%です。

以前のauじぶん銀行を知っている人は、もっと低い金利をイメージしているかもしれません。

実際、2026年2月時点では通常金利が年0.31%でしたが、8月には年0.41%へ引き上げられています。

普通預金なので、定期預金のように一定期間お金を固定する必要はありません。

生活資金や、すぐ使う可能性があるお金の置き場所として利用できます。

ただしauじぶん銀行を金利目的で使うなら、通常金利だけでなく優遇プログラムまで確認した方がいいでしょう。

条件を満たすことで普通預金金利をさらに上げられます。

「まとめて金利優遇」で最大年0.61%

auじぶん銀行には「まとめて金利優遇」があります。

2026年8月時点では、

au PAYと連携すると年0.05%上乗せ。

au PAY カードの利用代金をauじぶん銀行から引き落とすと年0.05%上乗せ。

対象の証券会社と連携すると年0.10%上乗せ。

という仕組みです。

通常金利の年0.41%にすべての条件を組み合わせると、最大年0.61%になります。

この優遇の分かりやすいところは、auのスマートフォン回線を契約していなくても利用できる条件があることです。

たとえば普段au PAYを使っている人なら銀行口座を連携する。

au PAY カードを持っているなら引落口座をauじぶん銀行にする。

投資をしているなら対象の証券会社と連携する。

というように、すでに使っている金融サービスをまとめることで金利を上げられます。

ただし条件は毎月判定されます。

設定しただけで永久に上乗せされるとは限らないため、アプリなどで現在の適用状況を確認する方が安心です。

最大金利だけを見て選ばない方がいい

auじぶん銀行には「プレミアム金利優遇」など、まとめて金利優遇とは別の優遇制度もあります。

ここは少し分かりにくいところです。

公式では、プレミアム金利優遇を適用している場合、まとめて金利優遇は適用されないと案内されています。

つまり表示されている上乗せ金利を全部足して、誰でも最大値になるわけではありません。

またauの対象料金プランなどに関係する優遇もありますが、加入状況によって使える条件が異なります。

金利を比較するときは、

通常金利はいくらか。

自分が満たせる優遇条件は何か。

その優遇同士は併用できるか。

の順に確認するのが分かりやすいです。

「最大○%」だけを見るより、自分が普段の使い方で無理なく維持できる金利を基準にした方が実際のメリットを判断しやすくなります。

au PAYと連携すると何が変わる?

au PAYを利用している人は、auじぶん銀行を連携できます。

まとめて金利優遇では、この連携によって円普通預金の通常金利に年0.05%が上乗せされます。

適用には、特典対象月の前月末までにau PAYとauじぶん銀行の連携を完了している必要があります。

au PAYは日常の支払い。

auじぶん銀行は預金や銀行取引。

というように役割は別ですが、連携することでau経済圏の中でお金をまとめやすくなります。

au PAY カードを使っている場合も、利用代金の引落口座をauじぶん銀行へ設定し、所定の日に実際に引き落としが行われると年0.05%の上乗せ対象になります。

カードを登録しているだけで、その月に請求がなかった場合などは条件を満たさないことがあります。

そのため、金利優遇を目的にするなら「設定したか」だけでなく「その月の条件を達成しているか」まで確認する必要があります。

証券会社との連携では年0.10%上乗せ

対象の証券会社と連携すると、円普通預金金利に年0.10%が上乗せされます。

2025年には対象証券会社が拡大され、auカブコム証券だけを前提とした仕組みではなくなっています。

投資をしている人にとっては、銀行と証券の資金移動を使いやすくしながら普通預金金利も上げられる点がメリットです。

一方、投資をまったくしない人が金利のためだけに証券口座を作る必要があるかは別です。

年0.10%の差で増える利息は預金額によって変わります。

自分が実際に投資サービスを利用するかまで含めて考える方がいいでしょう。

au PAY、カード、証券をもともと使っている人ほど、まとめて金利優遇を自然に活かしやすくなります。

ATM手数料は「じぶんプラス」で無料回数が変わる

auじぶん銀行では、利用状況に応じてステージが決まる「じぶんプラス」があります。

ATMや他行宛振込の無料回数などは、このステージによって変わります。

無料回数の範囲内なら手数料を抑えられますが、回数を超えるとATMごとの手数料がかかります。

基本のATM手数料は、セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行、イーネット、三菱UFJ銀行では1回110円、ゆうちょ銀行では1回220円です。

普段キャッシュレス決済を中心にしていて、ATMを月に数回しか使わない人なら無料回数の範囲で収まりやすいでしょう。

反対に毎日のように現金を出し入れする場合は、自分のステージで何回無料になるかを確認しておいた方がいいです。

ネット銀行を比較するときは、ATMの基本手数料だけでなく、無料回数をどれくらい確保できるかを見ることが重要です。

スマホATMならキャッシュカードなしで使える

セブン銀行ATMとローソン銀行ATMでは「スマホATM」を利用できます。

auじぶん銀行アプリを使い、ATM画面に表示されたQRコードを読み取って入出金します。

そのためキャッシュカードを持ち歩いていなくても現金を引き出せます。

利用するには、じぶん銀行アプリとスマホ認証サービスの設定が必要です。

スマホATMを使った場合も、ATM手数料の扱いはキャッシュカードで取引した場合と同様です。

「スマホATMなら常に無料」という意味ではない点には注意してください。

財布を持たずスマートフォンだけで出かけることが多い人には便利ですが、現金を頻繁に使わない人ほど恩恵を感じやすい機能です。

振込も無料回数を活用したい

他行への振込についても、じぶんプラスのステージなどに応じて無料回数が設定されます。

家賃、仕送り、別の銀行への資金移動などで毎月振込をする人にとっては重要です。

無料回数があれば、毎月決まった回数まで他行振込のコストを抑えられます。

一方、無料回数を超えて頻繁に送金する場合は手数料が発生します。

そのためメイン口座として使うなら、ATMと振込を合わせて「自分は月に何回使うか」を考えておくといいでしょう。

またATMから直接振込をするのではなく、振込はインターネットバンキングなどから行います。

スマートフォンで銀行取引を完結することに抵抗がない人ほど使いやすい設計です。

住宅ローンではauサービスとの組み合わせもある

auじぶん銀行は預金だけでなく住宅ローンも提供しています。

住宅ローンでは、au回線などと組み合わせた金利優遇があります。

公式では、対象条件を満たす「auモバイル優遇割」で住宅ローン適用金利から年0.07%引き下げる仕組みが案内されています。

「じぶんでんき」と組み合わせる優遇もあります。

住宅ローンは借入額が大きく期間も長いため、普通預金以上に金利差の影響が大きくなります。

ただし、住宅ローンは金利優遇だけで決めるものではありません。

審査、団体信用生命保険、手数料、返済方法なども含めて比較する必要があります。

すでにauの通信サービスを使っていて住宅ローンまでまとめたい人には、検討候補になりやすいという位置付けです。

auユーザーでなくても使う意味はある?

あります。

auじぶん銀行の普通預金通常金利は、au回線を契約していなくても適用されます。

まとめて金利優遇も、au PAY、au PAY カード、対象の証券会社との連携が中心です。

そのため「スマートフォンがauではないから候補から外す」という必要はありません。

一方で、au PAYもau PAY カードも使わず、証券連携もしない場合は、auじぶん銀行独自の優遇を活かせる範囲が狭くなります。

その場合は通常金利、ATM無料回数、振込、アプリの使いやすさなどを他のネット銀行と比較して決めることになります。

名前よりも、自分がどのサービスを組み合わせるかで判断する方がいい銀行です。

auじぶん銀行はどんな人に向いている?

最も相性がいいのは、au PAYやau PAY カードをすでに使っている人です。

銀行を連携するだけで金利優遇の条件を一つ満たせるため、普段の支払いと預金をつなげやすくなります。

投資をしている人も、対象証券会社との連携による年0.10%の上乗せを活かせます。

スマートフォン中心で銀行を使いたい人にも向いています。

アプリで残高や取引を確認し、必要ならスマホATMで現金を引き出せます。

反対に、銀行員へ対面で相談しながら取引したい人にはネット銀行自体が合わない可能性があります。

また優遇条件を管理するのが面倒な人は、最大金利ではなく通常金利だけで比較した方が分かりやすいでしょう。

まとめ|auの銀行というより「金融サービスをまとめると強いネット銀行」

auじぶん銀行は、スマートフォンを中心に使えるネット銀行です。

2026年8月時点の円普通預金通常金利は年0.41%。

au PAY連携で年0.05%。

au PAY カードの引落としで年0.05%。

対象証券会社との連携で年0.10%。

これらの「まとめて金利優遇」を組み合わせると最大年0.61%になります。

ATMや振込は、じぶんプラスのステージに応じた無料回数を活用できます。

セブン銀行ATMとローソン銀行ATMでは、キャッシュカードを使わないスマホATMにも対応しています。

重要なのは、auじぶん銀行を「auユーザー専用の銀行」と考えないことです。

au回線を使っていなくても口座を開設できます。

一方で、au PAY、au PAY カード、証券などをすでに使っているほど、普通預金の優遇を自然に活かしやすいのも事実です。

まず自分が使っているサービスでどの優遇条件を満たせるか確認し、そのときの実質的な金利とATM・振込無料回数を見て、メイン口座にするか判断するのがいいでしょう。