関東で電気を契約する時、比較しやすいのが東京電力エナジーパートナーと東京ガスです。
東京ガスの基本プランは、公式に東京電力スタンダードS/Lより基本料金+電力量料金を低く設定していると案内しています。
それなら東京ガスへ変えればいいように見えます。
しかし、東京ガスには燃料費調整の上限がないという重要な違いがあります。
この記事では、2026年8月時点の東京電力スタンダードSと東京ガス基本プランを、基本料金、従量料金、燃料費調整、ガスセット割まで比較します。
料金単価・燃料費調整・ガスセット割の違いを比較
東京電力 / 東京ガスの電気関東で電気を契約する時、比較しやすいのが東京電力エナジーパートナーと東京ガスです。
東京ガスの基本プランは、公式に東京電力スタンダードS/Lより基本料金+電力量料金を低く設定していると案内しています。
それなら東京ガスへ変えればいいように見えます。
しかし、東京ガスには燃料費調整の上限がないという重要な違いがあります。
この記事では、2026年8月時点の東京電力スタンダードSと東京ガス基本プランを、基本料金、従量料金、燃料費調整、ガスセット割まで比較します。
すでに東京ガスの都市ガスを使っている家庭なら、電気も東京ガスへまとめる価値はあります。
基本プランは東京電力スタンダードS/Lより基本料金+電力量料金を低く設定。
さらにガスと電気をまとめると0.5%のセット割があります。
この二つだけなら東京ガスが有利です。
ただし、東京ガスの燃料費調整には上限がありません。
燃料価格が高騰する局面では、最終的な請求で東京電力より高くなる可能性があります。
関東の東京電力スタンダードSでは、2026年8月時点で基本料金が10Aあたり311.75円です。
電力量料金は、
120kWhまで29.80円。
121〜300kWhが36.40円。
301kWh以上が40.49円。
です。
東京ガス基本プランも、基本料金と電力量料金を組み合わせる一般家庭向けプランです。
東京ガスは、この基本料金+電力量料金の部分について東京電力より低く設定していると明示しています。
東京ガスの基本プランでガス・電気セット割(定率B)が適用されると、基本料金+電力量料金の合計額から0.5%割引されます。
東京ガスのガスをすでに使っているなら、新しく別サービスへ加入する必要はありません。
請求もまとめられます。
一方、東京ガスの都市ガスを使っていない家庭にはこのメリットがありません。
電気単体だけで比較する場合は、セット割を除いた料金で考える必要があります。
東京ガス公式は、大手電力会社の規制料金には燃料費調整単価の上限がある一方、東京ガスには上限がないと説明しています。
ただし、ここで注意したいのは、比較対象が「規制料金」か「自由料金」かです。
東京電力にも従量電灯Bなどの規制料金と、スタンダードSのような自由料金があります。
そのため「東京電力なら全部上限あり」と単純化しない方がいいです。
実際に比較する契約プランごとに、燃料費調整のルールを確認する必要があります。
東京ガス利用者が電気もまとめると、請求先が一つになります。
問い合わせ先も一本化しやすくなります。
年間で数千円安くなるなら、料金面でも意味があります。
しかし、試算差が年間1,000円程度なら、将来の料金改定や燃料費調整で簡単に逆転する可能性があります。
その場合は、
ガスとまとめたい。
東京電力を変えたくない。
サポート先を一つにしたい。
といった使い勝手で決めても問題ありません。
月100kWhの一人暮らしと、月500kWh使う家庭では、単価差の影響が5倍近く違います。
家族世帯ほど比較の価値があります。
公式シミュレーションへ過去12か月の使用量を入れ、
夏。
冬。
春秋。
すべて含めた年間請求額で比較する方がいいです。
一か月の請求だけで判断すると季節差を見落とします。
すでに東京ガスの都市ガスを使っている。
電気もまとめて請求を簡単にしたい。
基本料金+電力量料金を少しでも下げたい。
年間シミュレーションで実際に安くなった。
こういう人には東京ガスが選びやすいです。
一方、料金調整ルールをシンプルにしたい、現在の東京電力契約で特に不満がない、差額が小さいという人は無理に切り替える必要はありません。
東京電力と東京ガスの電気を比べる時は、「東京ガスの単価の方が低い」という一点だけでは決められません。
東京ガス基本プランは、東京電力スタンダードS/Lより基本料金+電力量料金を低く設定しています。
さらに都市ガス利用者には0.5%のセット割があります。
一方、燃料費調整の条件は異なります。
最終的には過去12か月の使用量を使い、現在の調整単価も含めて比較するのが一番確実です。
東京ガス利用者なら一度シミュレーションする価値は高い。
でも「必ず東京ガスの方が安い」とは考えない。
この見方が2026年時点では一番正確です。