Procreate Pocketとはどんなアプリ?
Procreate Pocketは、iPhoneをデジタルキャンバスとして使うための描画アプリです。
鉛筆やペンのようなブラシだけでなく、ペイント、テクスチャ、エアブラシなど数百種類のブラシが用意され、ブラシ自体を細かくカスタマイズできます。Photoshopブラシの読み込みにも対応しています。
レイヤー機能も本格的で、グループ、マスク、ブレンドモードなどを利用できます。描いたものを動かすアニメーションアシストや、制作過程を自動記録するタイムラプスもあります。
PSD形式で読み込み・書き出しできるため、iPhoneだけで完結するだけでなく、別の制作環境へデータを渡すこともできます。PNG、JPEG、TIFF、GIF、PDF、MP4など複数形式への書き出しにも対応しています。
Procreate Pocketは、軽いお絵描きアプリというより、Procreateの制作機能をiPhoneサイズへ詰め込んだアートツールと考える方が分かりやすいです。
Procreate Pocketはどうやって使う?
Procreate PocketはiPhone専用です。App Storeから購入してインストールし、新しいキャンバスを作ればすぐ描き始められます。
iPad版Procreateとは別アプリなので、iPadでProcreateを購入済みでもPocketが自動で無料になるわけではありません。逆に、Procreate Pocketを買ってもiPad版Procreateが付属するわけではありません。
操作はiPhone向けに最適化されており、キャンバスをタップ・スワイプしながらブラシ、レイヤー、色、変形などを切り替えます。Apple Pencilを使うiPadとは違い、iPhoneでは指や対応スタイラスを中心に描くことになります。
QuickShapeを使えば手描きの線から整った図形を作れますし、描画アシストや対称ガイドを使って線を補助することもできます。スマホ画面は小さいため、大きな作品を一度に見渡すより、ズームしながら細部を描く使い方が中心になります。
制作途中のデータは自動保存されます。完成後は画像やPSD、動画として書き出し、SNSやクラウドストレージへ共有できます。
Procreate Pocketの料金について
日本のApp Storeでは1,000円の買い切りです。公式サイトでもサブスクリプション不要と明記されています。
追加の月額料金を払わなくても、アプリに含まれるブラシ、レイヤー、アニメーション、タイムラプス、各種調整機能を利用できます。
無料版や無料トライアルはありません。そのため購入前に実際の操作感を試すことはできませんが、1,000円で継続利用できるため、数か月以上使う人にとって料金体系はシンプルです。
ただし、価格が安いからiPad版Procreateの代替になるとは限りません。PocketはiPhone専用で、画面サイズや入力方法が大きく異なります。本格制作をApple Pencilと大画面で行うならiPad版Procreateの方が自然です。
1,000円を払う意味が出るのは、iPhoneしか手元にないときでも本格的に描きたい、外出中に作品を作り込みたいという場合です。簡単な落書きだけなら無料アプリでも足りるでしょう。
Procreate Pocketはどんな人に向いている?
Procreate Pocketが向いているのは、iPhoneでイラストをしっかり描きたい人です。
電車やカフェなど、iPadを出しにくい場所でもiPhoneだけで制作できます。ブラシやレイヤーが豊富なので、ラフだけでなく仕上げまで進めることも可能です。
すでにProcreateの操作に慣れている人にも使いやすいでしょう。完全に同じ画面ではありませんが、ブラシやレイヤーなど基本的な考え方は共通しています。
一方、大きなキャンバスを見ながらApple Pencilで精密に描きたい人はiPad版Procreateの方が向いています。Pocketを「安いProcreate」と考えて選ぶと、画面サイズの違いが大きく感じる可能性があります。
また、写真加工だけが目的なら機能を持て余すことがあります。Procreate Pocketは描画・ペイントを中心としたアプリです。
まとめ|Procreate PocketはiPhoneを本格的な描画ツールにしたい人向け
Procreate Pocketは、iPhone専用の本格描画アプリです。数百のブラシ、レイヤー、エフェクト、アニメーション、PSD入出力などを備え、日本のApp Storeでは1,000円の買い切りで利用できます。
サブスクリプションがないため、長く使っても追加料金はかかりません。iPhoneでたまに落書きするだけなら無料アプリでも十分ですが、外出先でも作品をしっかり作りたい人には価格以上の機能があります。
iPad版Procreateとは別アプリなので、大画面とApple Pencilを重視するならiPad版、常に持ち歩くiPhoneで描きたいならPocketという選び方が分かりやすいでしょう。