Groundwireとはどんなアプリ?
Groundwireは、SIPアカウントをスマートフォンで使うためのソフトフォンです。
会社の内線やIP電話サービスがSIPに対応していれば、アカウント情報をGroundwireへ登録し、スマホから発着信できます。外出中でも同じ電話番号や内線を使いたい場合に便利です。
特徴の一つがプッシュ通知です。アプリを常に起動したままにしなくても着信を受けやすく、モバイル端末向けのソフトフォンとして使いやすい構成です。
複数SIPアカウント、通話転送、保留、会議通話、通話録音、Bluetooth機器との連携など、業務用途で使う機能も揃っています。ZRTPによる追加の暗号化機能はオプションとして提供されています。
そのためGroundwireは、LINEやWhatsAppのような一般向け通話アプリではなく、既存のSIP電話環境をスマートフォンへ持ち出すための業務向けアプリと考えると分かりやすいです。
Groundwireはどうやって使う?
GroundwireはApp StoreまたはGoogle Playから購入してインストールします。
インストール後に、利用しているVoIP事業者やPBXのSIPアカウント情報を登録します。ユーザー名、パスワード、ドメイン、サーバー情報などが必要になるため、会社のPBX管理者や契約しているIP電話サービスから設定情報を受け取って使います。
設定が完了すれば、一般的な電話アプリのようにダイヤルして発信できます。複数アカウントを登録して、仕事用・別拠点用などを切り替えることもできます。
1回購入すると、同じApple IDまたはGoogleアカウントに紐づく同一OSの複数端末で利用できます。たとえばiPhoneとiPadを同じApple IDで使う場合は一度のiOS購入で利用できます。
ただしiOSとAndroidは別ライセンスです。iPhoneで購入したあとAndroidへ機種変更する場合は、Google Play側で買い直す必要があります。
Groundwire単体では電話番号や通話料金は付属しません。SIPサービス側の月額料金や通話料金は別にかかります。
Groundwireの料金について
Acrobits公式では、2026年7月時点のGroundwire価格をApp Store・Google Playともに9.99ドルの買い切りと案内しています。
アプリ自体に月額料金はありません。一度購入すれば、同じOS・同じストアアカウントの範囲で継続利用できます。
ただし、Groundwireを使うためのSIPサービスは別です。会社のPBXを使う場合は会社側の契約、個人でIP電話事業者を使う場合はその事業者の月額料金や通話料がかかります。
ここを混同すると、「9.99ドルで電話が全部使える」と誤解しやすくなります。Groundwireはあくまで通話アプリで、回線契約そのものではありません。
追加機能としてZRTPプラグインなどを購入できる場合があります。通常のSIP通話だけなら、まず買い切り本体だけで使えます。
Groundwireはどんな人に向いている?
Groundwireが向いているのは、会社のSIP内線やIP電話をスマートフォンでも使いたい人です。
在宅勤務や外出が多く、固定電話の前にいなくても会社番号で発着信したい場合に便利です。専用の物理IP電話機を持ち歩かず、スマホだけで内線環境を使えます。
複数のSIPアカウントを一つにまとめたい人にも向いています。仕事用、個人用、別拠点用など複数のVoIPアカウントを一つのアプリで管理できます。
一方、SIPやPBXという言葉を初めて聞く人が、普通の電話アプリとして買うものではありません。先に利用するVoIPサービスが必要です。
設定も一般的なメッセージアプリより複雑です。会社の管理者から設定情報を受け取れる環境や、SIPサービスの設定を理解できる人の方が使いやすいでしょう。
まとめ|GroundwireはSIP電話をスマホへ持ち出したい人向け
Groundwireは、iPhone・AndroidをSIP対応のIP電話端末として使うための買い切りソフトフォンです。2026年7月時点の公式価格は9.99ドルで、アプリ自体に月額料金はありません。
ただし電話番号や通話サービスは別契約です。既存のPBXやVoIP事業者のSIPアカウントを登録して使います。
会社の内線を外出先でも受けたい人、複数のSIPアカウントをスマホへまとめたい人には便利です。逆に、普通の通話アプリを探しているだけならGroundwireを選ぶ必要はありません。