NotebookLM・Perplexity・Geminiを比較

AI調査の用途・情報源・使い分けを解説

AI

AIで調べ物をするとき、候補に入りやすいのがNotebookLM、Perplexity、Geminiです。

ただし、3サービスは「調べるAI」という点では似ていても、得意とする情報源や使い方がかなり違います。

NotebookLMは、PDF・Googleドライブ・Webページ・動画など、自分で集めた資料を中心に読み込ませて、その資料に基づいて理解・整理する用途に強いサービスです。2026年7月にはGoogleがNotebookLMを「Gemini Notebook」へ名称変更すると発表していますが、この記事では検索されやすい従来名のNotebookLMも併記して扱います。

Perplexityは、Web検索をAI化したサービスとして分かりやすく、複数のWeb情報を検索しながら出典付きで回答をまとめるのが得意です。

GeminiはGoogle検索を使ったDeep Researchに加え、Gmail、Googleドライブ、アップロードファイル、NotebookLMのノートブックなども情報源として追加できます。

先に結論をまとめると、手元の資料を深く理解・整理したいならNotebookLM、Web上の情報を素早く調べたいならPerplexity、WebとGoogle Workspaceの情報をまとめて調査したいならGeminiという選び方が分かりやすいです。

この記事では、NotebookLM・Perplexity・Geminiを、情報源、Web検索、Deep Research、出典確認、資料整理、Google連携、無料利用、どんな人に向いているかという観点から比較します。

※情報は2026年8月22日時点を基準にしています。AIサービスは名称、モデル、利用上限、提供機能が頻繁に変更されるため、利用時には各公式サイトの最新情報も確認してください。

NotebookLM・Perplexity・Geminiの一番大きな違い

3サービスの一番大きな違いは、AIがどこから情報を集めるかです。

NotebookLMは「この資料について教えて」が得意

NotebookLMは、自分が指定した資料を土台にAIへ質問する用途から発展してきたサービスです。

PDF、Googleドライブのファイル、Webページ、動画などを集めてノートブックを作り、そのソースに基づいて内容を理解・比較できます。

普通の生成AIでは「AIがどこからその答えを持ってきたのか分かりにくい」という問題がありますが、NotebookLMはユーザーが与えたソースとのつながりを重視しています。

2026年には、Deep Researchやコード実行、チャート・スプレッドシート・スライドデッキなどの生成能力も拡張されています。

Perplexityは「Webで調べて」が得意

Perplexityは質問を入力するとWebを検索し、複数の情報源から回答をまとめます。

検索結果のリンクを1つずつ開く代わりに、AIが最初に要点を整理し、その回答から引用元へ移動できます。

新しい製品、ニュース、旅行先、サービス比較など、公開Webに答えがあるテーマとの相性が良いです。

Geminiは「Webと自分のGoogle情報を一緒に調べて」ができる

GeminiのDeep Researchでは、Google検索が標準の情報源として使われます。

さらに必要に応じて、

  • Gmail
  • Googleドライブ
  • アップロードしたファイル
  • NotebookLMノートブック

などを追加できます。

つまり、公開Webだけでも、自分のGoogle環境だけでもなく、両方を横断する調査に向いています。

手元のPDFや資料を調べるならNotebookLM

大量のPDFや社内資料、授業資料、論文、取扱説明書などを読む場合はNotebookLMが分かりやすい選択肢です。

たとえば複数のPDFを追加して、

  • 共通点を整理する
  • 内容の違いを比較する
  • 特定のテーマだけ抜き出す
  • 資料内の根拠を探す
  • 初心者向けに説明させる

といった使い方ができます。

調査対象を絞れるのが強い

公開Webを検索するAIは便利ですが、必要のないサイトまで情報源に含まれる可能性があります。

NotebookLMでは、特定の資料を中心にノートブックを作ることで、「この資料群を前提に考える」という環境を作れます。

専門分野の学習、社内資料の理解、プロジェクト資料の整理などでは、この性質が大きなメリットになります。

Web上の最新情報ならPerplexity

公開Webにある最新情報を調べたい場合、Perplexityは最も分かりやすいです。

通常検索だけでなく、Researchでは複数回の検索と資料の読み込みを繰り返して、まとまったレポートを作れます。

Perplexityの公式説明では、Researchは数十回の検索を行い、多数のソースを読みながら次の調査方針を判断し、最終的に包括的なレポートへまとめます。

日常検索との相性がいい

Deep Researchを毎回使うほどではない質問でも、

  • 今日発表された製品は?
  • このサービスの最新料金は?
  • このニュースの一次情報は?
  • この旅行先の現在の状況は?

といったWeb検索をAIで行えます。

「調査専用ノートを作る」必要がないため、日常的な検索を置き換えやすいのがPerplexityです。

Gmail・Googleドライブも含めるならGemini

GeminiのDeep Researchは、Google検索だけに限定されません。

Google Workspaceとの接続が有効であれば、自分のGmailやGoogleドライブをソースとして追加できます。

たとえば、

「Webで最新の市場動向を調べながら、Driveにある去年の企画書と比較して」

「Gmailのやり取りと公開情報を合わせて、取引先についてまとめて」

といった調査が可能になります。

公開情報と個人・社内情報の両方を使う必要がある人にとって、Geminiの大きな強みです。

Deep Researchはどれがいい?

2026年現在、3サービスすべてが単純な一回検索を超えた調査機能を持っています。

NotebookLMのDeep Research

NotebookLMには2025年にDeep Researchが追加されました。

質問から調査計画を作り、多数のWebサイトを調べ、詳細なレポートと関連ソースをノートブックへ追加できます。

2026年のアップデートでは、より高度な推論やコード実行、さまざまな成果物生成も追加されています。

NotebookLMの特徴は、調査して終わりではなく、見つけたソースをそのまま自分のノートブックの知識ベースへ追加できることです。

Perplexity Research

Perplexity Researchは、Web検索に強いPerplexityをさらに深い調査へ使うモードです。

公式には、数十回の検索、多数のソース読み込み、推論、レポート作成を自動で行う機能として案内されています。

最終レポートはPDFやドキュメントへ書き出したり、Perplexity Pageへ変換したりできます。

Gemini Deep Research

Gemini Deep Researchでは、Google検索を標準ソースとして利用します。

質問を入力するとリサーチプランを作成し、ユーザーは開始前にそのプランを編集できます。

Google公式ヘルプでは、通常5〜10分程度かけて多くのソースを分析すると案内されています。

さらにGmail、Drive、ファイル、NotebookLMなどをソースに追加できるのが他サービスとの大きな違いです。

出典を追いやすいのはどれ?

調査AIを使うなら、回答内容だけでなく「どこからその情報を得たか」を確認できることが重要です。

NotebookLM

NotebookLMは、追加したソースに基づいて回答する設計です。

資料のどの部分が根拠なのかを確認しながら使えるため、特定資料を読み込む用途と相性があります。

Perplexity

Perplexityは検索回答に引用を組み込むことを中心に設計されています。

Web検索をしながら出典へ移動する使い方では、非常に分かりやすいです。

Gemini

Gemini Deep Researchのレポートにも参照元が付与されます。

さらに、自分で選んだGmail・Drive・NotebookLMなどを情報源にできるため、調査対象の範囲を意識しながら使えます。

学習用途ならNotebookLMが強い

勉強や資格学習、論文整理などではNotebookLMが特に使いやすいです。

資料をノートブックへまとめた後に、

  • 質問する
  • 要約する
  • 関係性を整理する
  • Audio Overviewを作る
  • Slide Deckを作る
  • Infographicを作る
  • Video Overviewを見る

など、同じ資料をさまざまな形式で理解できます。

Googleは2026年のI/Oまとめでも、NotebookLMでAudio Overview、Slide Deck、Infographic、Video Overviewなどを利用できることを紹介しています。

ただ答えを得るだけでなく、「理解するために資料を変換する」という使い方がNotebookLMの強みです。

NotebookLMは2026年にGemini Notebookへ

2026年7月、GoogleはNotebookLMを「Gemini Notebook」へ名称変更すると発表しました。

Googleによれば、同じスタンドアロン製品を継続しながら、Googleエコシステムとの統合をさらに広げていく位置づけです。

検索上ではまだNotebookLMという名前で探す人も多いため、当面は両方の名称を覚えておくと分かりやすいでしょう。

この記事でも、従来から広く知られているNotebookLMという名称を中心に説明しています。

3サービスを併用するのはあり?

かなり相性がいい組み合わせです。

たとえば、

  1. PerplexityでWeb上の情報を広く探す
  2. 重要な資料をNotebookLMへ追加する
  3. NotebookLMで資料を深く読み込む
  4. GeminiでGmailやDrive内の自分の情報と公開Webを組み合わせる

という使い方ができます。

ただし、すべての調査で3つ使う必要はありません。

最初に「情報がどこにあるか」を考え、その情報源に合うAIを選ぶ方が効率的です。

NotebookLMがおすすめな人

NotebookLMは次のような人に向いています。

  • PDFや資料を頻繁に読む
  • 複数資料を横断して理解したい
  • AIの回答根拠を指定した資料へ寄せたい
  • 論文や教材を整理したい
  • Audio Overviewなどで内容を別形式に変換したい
  • 調査したWeb情報を自分のノートブックへ蓄積したい

「検索する」より「集めた資料を理解する」ことに時間を使っている人に向いています。

Perplexityがおすすめな人

Perplexityは次のような人に向いています。

  • Google検索の代わりにAI検索を使いたい
  • Web上の新しい情報を素早く調べたい
  • 出典を追いながら回答を読みたい
  • 製品比較や旅行調査をしたい
  • Researchで深いレポートも作りたい
  • 自分で資料を集めてノートブックを作る必要はない

「今Webに何が書かれているか」を調べる回数が多い人に向いています。

Geminiがおすすめな人

Geminiは次のような人に向いています。

  • Google検索を中心に調査したい
  • Gmailの情報も使いたい
  • Googleドライブに資料が集まっている
  • NotebookLMも利用している
  • Webと自分のGoogle環境を横断したい
  • Google Workspaceを仕事の中心にしている

公開Webと自分の情報を組み合わせて調べたい人に向いています。

結局どれを選べばいい?

重視すること第一候補
手元のPDF・資料を調べるNotebookLM
複数資料を横断して理解するNotebookLM
学習・論文整理NotebookLM
Web上の最新情報を検索するPerplexity
検索結果の引用を追うPerplexity
日常検索をAI化するPerplexity
Google検索でDeep ResearchGemini
Gmailも調査対象にするGemini
Googleドライブも調査対象にするGemini
Web+Google環境を横断するGemini

一言でまとめるなら、資料ならNotebookLM、WebならPerplexity、Google全体ならGeminiです。

よくある質問

NotebookLM・Perplexity・Geminiは全部無料で使える?

3サービスとも無料で利用できる範囲があります。ただし、高度なモデル、Deep Researchの利用回数、利用上限などはプランによって異なります。

PDFをたくさん読ませるならどれ?

NotebookLMが最も分かりやすいです。複数の資料をノートブックへまとめ、そのソースに基づいて質問・要約・比較できます。

最新ニュースを調べるなら?

Web検索を中心に使うならPerplexityが扱いやすいです。GeminiもGoogle検索を利用して最新情報を調べられます。

Gmailの内容とWebを一緒に調べられる?

GeminiのDeep Researchでは、Google検索に加えて個人のGmailやGoogleドライブなどを情報源として追加できます。

NotebookLMはなくなった?

2026年7月にGoogleはNotebookLMをGemini Notebookへ名称変更すると発表しました。同じ製品を継続しつつ、Gemini・Googleエコシステムとの統合を広げる方向です。

まとめ

NotebookLM・Perplexity・Geminiは、どれもAIを使った調査に役立ちますが、得意な情報源が違います。

選び方を簡単にまとめると、

  • 自分で集めたPDF・資料を深く理解するならNotebookLM
  • 公開Webを素早く検索し、出典付きで整理するならPerplexity
  • Google検索・Gmail・Googleドライブなどを横断するならGemini

です。

「どのAIが一番賢いか」よりも、自分が調べたい情報がどこにあるかを最初に考えると、最適なサービスを選びやすくなります。

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