Suno

AI音楽生成の使い方・料金・無料版とPro/Premierの違いを解説

Suno

Sunoは、作りたい曲のイメージを文章で伝えるだけで、歌詞、ボーカル、伴奏を含む楽曲をAIで生成できる音楽制作サービスです。

AI音楽生成というと「短いBGMを作るサービス」を想像しやすいですが、現在のSunoはそこからかなり広がっています。自分の声を使うVoices、既存音源をもとに自分専用の生成モデルを作るCustom Models、さらにMIDIやエフェクトまで扱えるSuno Studio 2.0が加わり、曲のアイデアを出すところから仕上げるところまで一つの環境で進められるようになっています。

この記事では、2026年8月24日時点のSuno公式情報をもとに、Sunoで実際に何ができるのか、どうやって曲を作るのか、無料版とPro・Premierの差、どの段階から課金する意味が出るのかまで整理します。

Sunoはどんなサービス?

Sunoの基本は、文章から曲を生成することです。

「夏の夜に合う、少し切ない女性ボーカルのシティポップ」のように曲調を伝えると、AIがその内容をもとに楽曲を作ります。

自分で歌詞を書いて使うこともできますし、歌詞そのものをAIに考えてもらうこともできます。楽器を演奏できなくても、DAWの操作を知らなくても、まず完成した曲の形まで持っていけるのがSunoの分かりやすい特徴です。

ただし現在のSunoは、毎回ゼロから曲を生成して終わるサービスではありません。

最新のv5.5では、より豊かなArrangement、明瞭なVocal、Genreごとの表現力を高めながら、個人の音楽性を反映する機能が強化されています。

Voicesでは、自分の声を録音またはUploadし、その声の特徴をSunoの曲へ使えます。自分でStudio録音をしなくても、自分の声でDemoを作るような使い方ができます。

Custom Modelsでは、自分がSuno外で作ったTrackを6曲以上Uploadし、その音源をもとにv5.5を自分のStyleへTuneできます。Pro / Premierでは最大3つのCustom Modelを作成できます。

My Tasteは、よく使うGenreやMoodなどからSunoが好みを学習し、Magic Wandを使う際に反映する仕組みです。

さらに2026年8月にはSuno Studio 2.0が公開されました。

これはBrowser上で動く生成AIベースのDAWで、Audio TrackだけでなくMIDIのImport・録音・編集、Wavetable Synth、Audio Effect、Automationまで扱えます。

Chat Barへ「Bassを追加して」「この部分にVocalを作って」と頼み、生成した素材をTimeline上で編集することもできます。

つまりSunoは、文章から一曲を自動生成するAIから、生成した音楽を自分の声・音源・MIDI・編集作業まで含めて作り込む音楽制作環境へ広がっているサービスです。

Sunoはどうやって使う?

最も簡単なのはWeb版でSunoへSign inし、Createから作りたい曲を入力する方法です。

音楽知識がなくても、「どんなGenreか」「どんな雰囲気か」「男性・女性どちらのVocalか」「どんな内容を歌うか」といったイメージを自然な言葉で伝えられます。

自分で歌詞を書きたい場合はLyricsを入力します。

2026年にはWeb版のLyrics Editorも強化され、文章で「この行をもっと面白くして」「韻を変えて」と頼むNatural Language Editing、Rhymeや別表現の提案、VerseやOutroなどSong Structure Labelの管理ができるようになっています。

気に入った生成結果が出たら、それを基準に別Versionを作ったり、VocalやInstrumentを追加したり、Stemへ分けて編集したりできます。

SunoはWebだけではありません。

iPhoneとAndroid向けのMobile Appも提供されています。2026年8月にはVoicesもiOS / Androidへ入り、スマートフォンで自分の声を録音して曲へ使えるようになりました。

iOSではNotesからLyricsを共有したり、Voice Memosの録音をSunoへ直接渡したりできます。

「思いついた歌詞や鼻歌をスマホで残し、後から曲にする」という使い方もしやすくなっています。

一方、細かな制作へ進むならDesktop Browserの方が向いています。

Premier限定のStudio 2.0はBrowser上の制作環境で、MIDI ControllerやKeyboardを使った演奏、Effect調整、Automation、Synthなどを扱えます。公式はStudio利用時にGoogle Chromeを推奨しており、SafariではWeb MIDIが現在利用できません。

最初はスマホや通常Createで曲を作り、必要になったところだけStudioへ進むという段階的な使い方ができます。

Sunoの料金について

SunoにはFree、Pro、Premierがあります。

Freeは0ドルです。

毎日50 Creditsが補充され、最大10曲程度を生成できます。Credit Cardなしで始められるため、「AIで本当に曲になるのか」を試すだけなら無料版で十分です。

無料版で使えるModelはv4.5-allです。

Proでは最新のv5.5へAccessでき、月2,500 Credits、最大500曲程度を生成できます。

年払いの場合は月換算8ドルで、月払いより20%安くなります。ProではCommercial Use Rights、より高度な編集、Personas、Stem Separation、Audio Upload、Priority Queue、追加Credit購入なども利用できます。

Premierは年払いで月換算24ドルです。

月10,000 Credits、最大2,000曲程度まで増え、Proの機能に加えてSuno Studioを利用できます。

2026年8月に公開されたStudio 2.0もPremier向けです。

MIDI、Automation、Effect、Synth、Chat Barなどを使い、生成された完成曲を選ぶだけではなく、Timeline上で制作そのものを続けられます。

CreditsはFreeでは毎日、Pro / Premierでは契約日を基準に毎月補充されます。

有料Planで月間Creditを使い切った場合は、その後Billing Cycle終了までFreeと同じ最大50 Credits / dayが付与されます。有料契約中にそのDaily Creditsで作った曲もCommercial Use Rightsの対象です。

必要ならPro / Premierでは追加Creditも購入できます。

無料版からProにする意味はどこにある?

Sunoを遊びとして試すならFreeはかなり使えます。

毎日最大10曲程度作れるので、Promptの書き方を試したり、自分が好きなGenreでどの程度の曲ができるか確認したりできます。

Proにする一番大きな境目は、生成回数だけではありません。

最新Model v5.5を使いたい、作った曲を商用Projectへ使いたい、自分の声や音源をもっと制作へ取り込みたい、という段階でProの意味が出てきます。

YouTube VideoやPodcast、広告、仕事のContentなどで使う音楽を作るならCommercial Use Rightsは重要です。

また、何度も生成して良いTakeを探す制作では50 Credits / dayより2,500 Credits / monthの方が作業を止めにくくなります。

Premierへ上げる基準はさらに明確です。

「曲を生成して選ぶ」だけならProで十分な人が多いでしょう。

PremierはSuno Studioを使い、生成した曲をTimeline上で細かく組み直したい人向けです。

MIDIを弾く、Effectを調整する、Automationを書く、Synthで音を作る、Chat Barで追加Partを生成するといった作業までSuno内で続けたいなら、Premierの価値が出ます。

料金は単純に「何曲作れるか」ではなく、無料版はAI作曲を試す、Proは作品として継続的に作る、PremierはSuno自体を制作環境として使うと分けると判断しやすいです。

Sunoで作った曲は商用利用できる?

ここは無料版と有料版を選ぶうえで重要です。

Suno公式では、Pro / Premierで作成した新しいSongにCommercial Use Rightsを付与しています。

そのため収益化するYouTube、Podcast、広告など商用Projectへ使うことを考えているなら、作成時点のPlanを確認した方がいいでしょう。

「無料で曲を作って、良かったものだけ後から有料契約すれば同じ扱いになる」と考えない方が安全です。

商用利用する曲は、有料Subscriptionの条件を満たした状態で制作する方が分かりやすくなります。

またSunoは2026年8月10日にTerms of ServiceとDownload Policyの今後の変更を発表しています。

現在のPricing Pageでは、2026年9月3日からSong Download数にPlanごとの上限を導入する予定と案内されています。Proは月20 Downloads、Premierは月60 Downloadsです。

これは8月24日時点では開始前の変更です。

SunoはMusic IndustryとのPartnershipに伴いModelや利用条件も更新しているため、商用Projectで継続利用する場合は、制作時点のTermsとDownload条件を公式で確認する必要があります。

Sunoはどんな人に向いている?

Sunoの入り口は、音楽制作経験がない人にもかなり広いです。

自分の動画に合うBGMが欲しい、オリジナルSongを一度作ってみたい、歌詞は書けるが作曲や演奏はできない、といった人でも完成形まで進められます。

一方、現在は経験のあるMusicianやProducerにも使い道が増えています。

自分のVoiceを使ったDemo、既存Catalogから作るCustom Model、MIDIをPromptとして使うStudio 2.0などは、「全部AIに作ってもらう」以外のWorkflowを作れます。

曲のIdea出しだけSunoへ任せ、気に入った素材を別DAWへ持っていく使い方もできます。

逆に、AI生成を使わず一音ずつ自分で演奏・録音したい人にとっては、Sunoが制作の中心になる必要はありません。

またCommercial UseやDownload Policyは更新が続いているため、仕事で使う場合は「生成できたから自由に使える」と考えず利用条件の確認が必要です。

Sunoを選ぶポイントは、AIに曲を完成させてもらいたいかだけではなく、AIを自分の音楽制作のどの段階へ入れたいかです。

まとめ|Sunoは「AIに曲を作らせる」から「AIと曲を作る」サービスへ広がっている

Sunoは、文章から歌詞・Vocal・伴奏を含む楽曲を生成できるAI音楽サービスです。

無料版でも毎日最大10曲程度を試せるため、AI作曲を体験するだけなら課金せず始められます。

Proではv5.5、月2,500 Credits、Commercial Use Rightsなどが加わり、作品として継続的に作る意味が出てきます。

Premierでは月10,000 Creditsに加えてStudio 2.0を利用でき、MIDI、Effect、Automation、Synthまで扱える制作環境になります。

現在のSunoは完成曲を一発生成するだけではありません。

自分の声、過去の音源、MIDI、AI生成素材を組み合わせながら作り込めるようになっており、無料版・Pro・Premierの違いも「曲数」より、どこまで制作工程へ入りたいかで選ぶと分かりやすいサービスです。