楽天ラクマ

販売手数料・送料・売上金の受け取りまで解説

楽天ラクマ

楽天ラクマは、個人同士で商品を売買できるフリマサービスです。

使わなくなった服や本、家電、ホビーなどをスマートフォンから出品でき、購入する側は新品・中古品を含むさまざまな商品を探せます。

メルカリやYahoo!フリマと同じフリマ系サービスですが、ラクマで特に理解しておきたいのが販売手数料です。

現在は全員一律ではなく、前月までの販売実績に応じて10%から4.5%まで6段階で変動します。

さらに売上は楽天キャッシュと連携できるため、楽天市場や楽天ペイなどを普段から使っている人は、売った後のお金まで楽天のサービス内で使いやすくなっています。

配送では日本郵便・ヤマト運輸の「かんたんラクマパック」があり、匿名配送にも対応しています。

この記事では、2026年8月24日時点の公式情報をもとに、楽天ラクマの基本的な買い方・売り方、販売手数料、送料、匿名配送、売上金と楽天キャッシュの仕組みまで整理します。

楽天ラクマはどういうサービス?

楽天ラクマは、出品者が商品を登録し、それを欲しい購入者が購入する個人間売買サービスです。

出品者は商品写真、説明、価格、配送方法などを設定して出品します。

購入者は商品内容を確認して購入手続きを行い、出品者が商品を発送します。

商品が届いた後は受取確認や評価を行い、取引を完了します。

一般的な通販サイトとの違いは、楽天ラクマ自身がすべての商品を仕入れて販売しているわけではないことです。

商品ごとに出品者が異なるため、中古品を購入するときは商品の状態や説明を確認する必要があります。

一方、出品する側では、自分で価格を決めて不要品を販売できます。

買取店へまとめて持ち込む方法より手間はかかりますが、自分で購入者を探して売りたい人に向いています。

販売手数料は10%から4.5%まで変動する

ラクマで最も特徴的なのが販売手数料です。

現在は一律ではありません。

前月26日から当月25日までに取引完了した「販売回数」と「合計販売金額」の両方によって、翌月の販売手数料が決まります。

販売実績が条件に届かない場合は10%。

4回以上かつ5,000円以上なら9%。

6回以上かつ10,000円以上なら8%。

8回以上かつ30,000円以上なら7%。

10回以上かつ50,000円以上なら6%。

10回以上かつ100,000円以上なら4.5%です。

たとえば販売回数が10回あっても、合計販売金額が3万円なら4.5%にはなりません。

逆に10万円売れていても販売回数が少なければ、同じく最安料率には届きません。

販売回数と販売金額の両方を満たす必要があるのがポイントです。

手数料4.5%は魅力的だが、最初から適用されるわけではない

「ラクマは販売手数料4.5%」とだけ見るとかなり安く感じます。

ただし4.5%は販売実績が多い人向けの最安料率です。

初めて出品する人や、たまに不要品を1〜2点売る人は基本的に上の料率から始まります。

販売手数料は毎月判定され、翌月に適用されます。

そのためフリマアプリを比較するときは、最大の優遇だけではなく「自分なら実際に何%になるか」を見る必要があります。

たとえば毎月10点以上出品して合計10万円以上売る人なら4.5%を狙えます。

一方、年に数回だけ不要品を売る人なら、10%で計算しておく方が現実的です。

ラクマの販売手数料は、利用頻度が高い人ほど下がる仕組みと考えると分かりやすいでしょう。

出品するときは送料まで含めて価格を決める

商品を出品するだけなら販売手数料は発生しません。

売れたときに、適用されている販売手数料が商品価格から差し引かれます。

さらに送料込みで販売する場合は送料も必要です。

たとえば3,000円の商品を販売し、販売手数料が10%なら300円。

配送に200円かかれば、単純計算で受取額は2,500円です。

同じ商品でも販売手数料が4.5%なら手数料は135円なので、受取額は2,665円になります。

高額商品や販売数が増えるほど、料率の違いによる差も大きくなります。

ただし送料は商品のサイズで変わります。

販売価格だけを見て値下げすると、売れた後に「思ったより残らなかった」となりやすいため、梱包後の大きさまで想定して価格を決める方が安全です。

かんたんラクマパックなら匿名配送を使える

配送で使いやすいのが「かんたんラクマパック」です。

日本郵便とヤマト運輸の配送方法が用意されており、匿名配送に対応しています。

出品者と購入者がお互いの住所や氏名などの個人情報を開示せずに商品を送れます。

知らない相手へ自宅住所を伝えることに抵抗がある人には大きなメリットです。

送料も全国一律です。

2026年8月時点では、ヤマト運輸のネコポスが全国一律200円。

宅急便コンパクトは430円で、別途70円の専用資材が必要です。

日本郵便のゆうパケットも全国一律200円です。

小さな衣類、本、アクセサリーなどなら200円前後で送れる商品も多くあります。

ただし、かんたんラクマパックを使うには送料込み、つまり出品者負担で設定する必要があります。

配送方法によって最低販売価格に注意する

かんたんラクマパックでは、販売価格によって利用できる配送方法が異なります。

たとえばネコポス、ゆうパケット、ゆうパケットポスト、ゆうパケットポストminiは販売価格300円以上の商品で利用できます。

ゆうパケットプラスは410円以上。

宅急便コンパクトは470円以上。

ゆうパックやヤマト宅急便は750円以上の商品が対象です。

これは送料が商品代金を上回るような取引を防ぐためでもあります。

また、商品価格から販売手数料を引いた金額が配送料を下回った場合、売上金が0円になることがあります。

安い商品ほど「とりあえず最低価格で出す」のではなく、配送方法を先に考えることが重要です。

特に厚みのある商品や大型商品は送料が高くなるため、梱包サイズを測ってから価格を決めた方がいいでしょう。

送料は発送時に支払わず、売上から引かれる

かんたんラクマパックでは、コンビニや郵便局などで発送するときにその場で送料を支払う必要はありません。

取引終了時に、売上から配送料が差し引かれます。

そのため発送時に現金を用意しなくても利用できます。

最終的な受取額は、

商品価格 − 販売手数料 − かんたんラクマパックの送料

という形になります。

注意したいのが荷物サイズです。

自分で測ったサイズと配送会社で計測されたサイズが違えば、実際に適用される送料が変わることがあります。

たとえばゆうパケットの規定サイズを超えていた場合、別の配送料へ変更されるケースがあります。

利益をギリギリまで計算している商品ほど、梱包後のサイズは余裕を持って確認しておく方が安心です。

購入するときは商品の状態と配送条件を確認する

購入側では、欲しい商品を探し、商品ページから購入します。

中古品の場合は、商品写真と説明をしっかり確認した方がいいでしょう。

傷や汚れ。

使用期間。

付属品。

サイズ。

型番。

など、購入判断に必要な情報が不足している場合は購入前に質問できます。

またラクマでは、配送方法によって送料込みと着払いがあります。

かんたんラクマパックは送料込みで利用しますが、通常のゆうパックやヤマト宅急便などでは着払いが設定されている商品もあります。

購入価格だけを見て注文すると、受取時に送料が必要になる可能性があります。

商品ページの「配送料の負担」まで確認してから購入する方が安心です。

売上は楽天キャッシュと連携できる

楽天ラクマならではの特徴が、売上と楽天キャッシュの連携です。

売上金は楽天キャッシュへチャージすることで、ラクマでの商品購入だけでなく、楽天市場や楽天ペイなどでも利用できます。

楽天キャッシュの本人確認が完了している場合は、取引完了後の売上額が楽天キャッシュのプレミアム型へ自動的にチャージされます。

手動で毎回チャージする必要がありません。

楽天キャッシュのプレミアム型は銀行口座への出金も可能です。

普段から楽天ペイや楽天市場を使っている人なら、不要品を売って得たお金を楽天キャッシュとして日常の支払いへ回せます。

売上を「フリマの中だけのお金」にせず、楽天のサービス全体で使いやすいのがラクマの特徴です。

本人確認前の売上金には180日の有効期限がある

楽天キャッシュの本人確認が完了しておらず、売上がラクマの売上金残高へ反映される場合、売上金には有効期限があります。

公式案内では、取引完了日から180日後です。

期限が近づいた売上金は、条件を満たしていれば楽天キャッシュへチャージしたり、銀行振込を申請したりできます。

売上金が1,000円以上なら振込申請が可能です。

楽天IDが連携されているなど所定の条件を満たす場合、有効期限を過ぎた売上金が楽天キャッシュへ自動チャージされる仕組みもあります。

ただし本人確認中や機能制限など、状況によって自動チャージされない場合があります。

売れた後に長期間放置するのではなく、自分の売上がどこへ反映されているか確認しておく方がいいでしょう。

3万円を超える商品を売るなら本人確認に注意

商品価格が30,001円以上の商品を販売した場合、売上金の振込や楽天キャッシュへのチャージ前に楽天キャッシュの本人確認が必要になります。

高額商品を初めて売る人は、この点を知らずに「売れたのに出金できない」とならないよう注意が必要です。

本人確認が完了すれば、楽天キャッシュのプレミアム型を利用でき、売上のオートチャージ対象になります。

ブランド品、家電、コレクター商品など高額になりやすいものを出品する予定なら、売れる前に本人確認を済ませておく方がスムーズです。

本人確認は安全な取引のための仕組みでもあります。

少額の不要品だけを売る場合と、高額商品を継続的に販売する場合では必要な準備が違うと考えておきましょう。

楽天ラクマはどんな人に向いている?

特に相性がいいのは、継続して商品を出品する人です。

販売実績が増えると翌月の販売手数料を下げられ、条件を満たせば4.5%まで下がります。

毎月ある程度の数を売る人ほどメリットを活かしやすい仕組みです。

楽天のサービスを普段から使っている人にも向いています。

売上を楽天キャッシュへ移し、楽天ペイや楽天市場などで使えるため、現金として銀行へ移さなくても日常の支払いへ回せます。

匿名配送を使いたい人なら、かんたんラクマパックも便利です。

一方、年に1〜2回しか出品しない人は、販売手数料4.5%を前提に考えない方がいいでしょう。

また、楽天キャッシュをまったく使わない人にとっては、売上連携のメリットも小さくなります。

まとめ|ラクマは「売るほど手数料が下がる」のが大きな特徴

楽天ラクマは、個人同士で商品を売買できるフリマサービスです。

現在の販売手数料は一律ではなく、販売実績によって10%、9%、8%、7%、6%、4.5%の6段階で変動します。

最安の4.5%にするには、判定期間中に10回以上かつ合計10万円以上の販売実績が必要です。

そのため「ラクマは手数料4.5%」とだけ考えるのではなく、自分の出品頻度で実際に何%になるかを見ることが大切です。

配送では、日本郵便・ヤマト運輸のかんたんラクマパックを使えば匿名配送ができます。

ネコポスとゆうパケットは2026年8月時点で全国一律200円です。

売上は楽天キャッシュと連携でき、本人確認済みなら取引完了後にプレミアム型へオートチャージする仕組みもあります。

つまりラクマは、たまに1品だけ売る人より、継続して出品する人や楽天のサービスを普段から使う人ほど特徴を活かしやすいフリマです。

まず不要品を数点出してみて、自分の販売ペースなら翌月の手数料がどこまで下がるのかを確認しながら使うと判断しやすいでしょう。