Napkin AI

使い方・料金・無料版でどこまで図解を作れるかを解説

Napkin AI

Napkin AIは、文章を読み取り、その内容に合った図解、フローチャート、マインドマップ、インフォグラフィックなどをAIで生成できるビジュアル作成サービスです。

画像生成AIへ「こういう図を作って」と細かいPromptを書くのではなく、すでにある文章を貼り付けたり、PDF・Word・PowerPointなどのファイルを読み込ませたりして、その内容を説明する図へ変換できるのが特徴です。

現在は一枚の図解を作るNapkin Visualsだけでなく、構成を相談しながらPresentation全体を作るNapkin SlidesもBeta提供されています。

この記事では、2026年8月24日時点のNapkin AI公式情報をもとに、実際にどんな図を作れるのか、どう使うのか、無料版とPlus・Proの違い、どの段階から有料にする意味が出るのかまで整理します。

Napkin AIはどんなサービス?

Napkin AIの中心にあるのは、「文章をVisualへ変える」機能です。

たとえば企画書に「認知→比較→購入→継続利用」という流れを書いているなら、その部分を選択してVisual生成を実行すると、内容に合ったFlow、Diagram、Process図など複数の候補を出してくれます。

自分で図形を一つずつ配置し、矢印をつなぎ、文字の位置を整えるところから始める必要がありません。

しかも生成された図は一枚の完成画像として固定されるわけではありません。

色、Font、Icon、Layoutなどを変更でき、必要なら要素単位まで分解して位置やSizeを調整できます。不要な要素を消したり、新しい要素を追加したり、Connectorを動かしたりすることもできます。

ここが一般的な画像生成AIとの大きな違いです。

画像生成AIで図を作ると、文字を少し直したいだけでも再生成が必要になることがあります。Napkinは「図を生成する」だけでなく、その後に人間が編集して実務で使うことを前提にしています。

作れるものも一種類ではありません。

公式ではInfographic、Diagram、Flowchart、Mind Map、Data Chartなどを挙げています。Presentation、Blog、SNS、Document、教育資料など、文章だけでは伝わりにくい箇所へ図を追加する用途を想定しています。

さらにNapkin Slidesでは、Presentation全体を作れます。

いきなりTopicからDeckを自動生成して終わるのではなく、Napkin側が内容について質問し、何を伝えるPresentationなのかを整理してからSlideを作るのが特徴です。

各Slideには複数の表現候補が生成され、詳しく見せるか簡潔に見せるかを選べます。完成後もSlide上で直接編集したり、Agentへ変更を依頼したりできます。

つまりNapkin AIは、AIに見栄えのいい画像を一枚作らせるサービスというより、すでにある情報を「人に伝わる構造」へ変換し、その図を後から自分で仕上げるためのVisual Communication Toolです。

Napkin AIはどうやって使う?

Napkin AIはBrowserから利用でき、SoftwareをInstallする必要はありません。

まず文章を書き始めるか、すでにあるTextをPasteします。

PPT、DOC、PDF、HTML、MarkdownのFile Importにも対応しているため、資料をNapkin用にCopyし直さなくても内容を取り込めます。

Visualにしたい文章を選び、生成を実行すると、Napkinが文章の意味を解析して候補を出します。

ここで重要なのは、細かなPrompt Engineeringを前提にしていないことです。

「この文章を三段階のProcess図にして、青系で、左から右へ……」と最初から全部指定するのではなく、まず文章から候補を作り、近いものを選んで編集します。

Visualを選んだ後は、Color、Font、Icon、Style、Aspect Ratioなどを調整できます。

Presentationなら16:9、LinkedInなら1:1、Instagramなら4:5というように用途に合わせた比率へ変更できます。

Visual Languageも設定でき、入力した文章とは別のLanguageで図を生成することもできます。現在NapkinはVisualとPresentationを60以上のLanguageで作成でき、日本語も利用できます。

完成したVisualはPNG、PDF、PPT、SVGなどへExportできます。

ただしPlanによってExport Formatが異なります。FreeではPNG / PDF、Plus以上ではPPT / SVGも利用できます。

PPT Exportは単に画像をPowerPointへ貼り付けたものではありません。

Text Box、Shape、Connector、IconなどがNative PowerPoint Objectとして書き出されるため、PowerPoint、Keynote、Google Slides側で要素を選び直して編集できます。

これは「Napkinで下書きを作り、最終調整はいつものPresentation Toolで行う」Workflowとかなり相性がいい部分です。

スマホだけでも使える?

Napkin AIはMobileからも利用できますが、Desktopと同じことがすべてできるわけではありません。

公式FAQでは、Mobileから既存Workを閲覧でき、Presentationの作成・編集もPhoneから可能と案内しています。

一方、Napkin VisualsのVisual GenerationはMobileではまだ利用できません。

そのため「文章から図解を大量に作りたい」というNapkinの中心的な使い方は、現時点ではDesktop Browserの方が適しています。

スマートフォンは完成資料の確認やPresentation編集、Desktopは図解生成と細かな調整という使い分けになります。

専用AppをInstallして使うサービスというより、Browser中心の制作環境として考える方が分かりやすいでしょう。

Napkin AIの料金について

Napkin AIにはFree、Plus、Proがあります。

Freeは0ドルで、期間制限なく利用できます。

毎週500 AI Creditsが付与され、Visual Editing、PPT / DOC / PDF / HTML / MDのFile Import、PNG / PDF ExportはUnlimitedです。

AI CreditsはVisual生成に使われ、現在は生成対象として選択した文章の約1 Wordにつき1 Creditが目安です。複雑なOutputや将来の機能では変わる可能性があります。

無料版にはNapkin BrandingがVisualへ入ります。

Plusは月払いで1人あたり9ドルです。

月10,000 AI Creditsになり、PPT / SVG ExportがUnlimited、3つのBrand Style、Bold Icon、Napkin Brandingの削除、Team Management / Billingなどが加わります。

Proは月払いで1人あたり22ドルです。

月30,000 AI Credits、Exclusive Design、Unlimited Custom Branding、自分のFont Upload、Optional Credit Top-upなどが加わります。

年払いでは月払いより25%安くなります。

料金を見るときに注意したいのは、Napkinが「作ったVisualの数」で単純に課金するサービスではないことです。

Visualの編集やFreeのPNG / PDF ExportはUnlimitedで、AIによる新しいVisual生成にCreditを使います。

そのため一度生成した図を何度も調整する作業ではCreditを大量消費しません。

無料版でどこまで使える?

個人でNapkinの図解生成を試すなら、Freeでもかなり機能を確認できます。

毎週500 Creditsがあり、Visualを生成した後の編集はUnlimitedです。

PNG / PDFでよければExportもUnlimitedなので、Blogへ載せる図、社内Documentの補足図、SNS用画像などは無料版でも作れます。

File ImportもFreeからUnlimitedです。

そのため「自分の文章から本当に使える図が出るか」を確認するために有料Planへ入る必要はありません。

無料版で先に気になりやすいのはCreditより、Napkin BrandingとExport Formatです。

仕事の資料としてBrandingを消したい、PowerPointへ持っていって要素単位で編集したい、SVGとしてDesign Toolへ渡したい、という段階になるとPlusの意味が出ます。

Plusは月9ドルなので、NapkinをPresentationやClient Workで定期的に使う人にとって最初の有料候補です。

Proはさらに用途が限定されます。

自社Brandを複数案件へ本格的に適用する、自分のFontをUploadする、月10,000 Creditsでは足りない、といった人向けです。

単純に「Proの方がVisualがきれいだから」というより、Brand Controlと生成量を増やすPlanとして考える方が分かりやすいです。

Napkin Slidesは図解生成とはどう違う?

Napkin AIを現在見るなら、VisualsとSlidesを分けて理解した方がいいです。

Napkin Visualsは、文章の一部分を図へ変える機能です。

Blog本文に一枚だけProcess図を入れる、企画書の説明をInfographicにする、Document内の関係性をDiagramへする、といった使い方です。

Napkin SlidesはPresentation全体を作ります。

Topicを渡して即座に全Slideを出すのではなく、Agentと内容を詰め、構成を承認してから生成へ進みます。

生成後は各SlideのLayoutを選び、直接編集したりAgentへ修正を頼んだりできます。

PPT、PDF、PNG、SVGへExportでき、PPTはPowerPoint、Google Slides、Keynoteで編集を続けられます。

Slidesは現在Betaですが、Free、Plus、ProのすべてのUserが利用できます。

「図解を作るAI」としてNapkinを知った人でも、Presentationそのものを作る用途まで広がっている点は押さえておいた方がいいでしょう。

ただし、PowerPointを丸ごと置き換えるというより、内容整理とVisual化の初速を上げ、最後は既存Toolでも仕上げられる設計です。

Napkin AIはどんな人に向いている?

Napkin AIが特に向いているのは、伝えたい内容はすでにあるのに、それを図にする作業で時間がかかっている人です。

企画書、営業資料、Blog、社内Document、授業資料などでは、「何を書くか」より「この説明をどう図にするか」で手が止まることがあります。

Napkinなら文章を起点に候補を出してくれるため、白紙のCanvasから図形を組み始める必要がありません。

Designが苦手な人だけのToolでもありません。

生成したVisualをUngroupして細かく編集でき、PPT / SVGでも編集可能な状態を維持できるため、AIで下地だけ高速に作り、その後Designを詰めたい人にも使えます。

一方、写真のようなImageを生成したい人には目的が違います。

Napkinが得意なのは、概念、Process、関係性、比較、Dataなど「情報を理解しやすく見せるVisual」です。

また、スマホだけで図解生成を完結したい人には現時点で制約があります。

Napkinを選ぶ基準は、画像を作りたいかではなく、自分の文章や情報を、読んだ人が一目で理解できる構造へ変えたいかです。

まとめ|Napkin AIは文章を「伝わる図」に変える工程を短くしたい人向け

Napkin AIは、文章や既存DocumentからDiagram、Flowchart、Mind Map、Infographicなどを生成し、その後も要素単位で編集できるVisual Communication Toolです。

Freeでも毎週500 AI Credits、Unlimited Editing、File Import、PNG / PDF Exportを利用できます。

Plusは月9ドルで10,000 Credits、PPT / SVG Export、Branding削除などが加わり、仕事のPresentationへ使いやすくなります。Proは月22ドルで30,000 Creditsとより高度なBrand Controlが中心です。

現在はNapkin SlidesもBeta提供され、単体の図解だけでなくPresentation全体まで作れるようになっています。

Napkinの価値は、AIに完成画像を一発で作らせることではありません。

文章からVisualのたたき台を高速に作り、必要な部分は自分で直し、PowerPointなど普段のToolへ編集可能な状態で持ち出せることにあります。