iPhone広告ブロックおすすめ比較

280blocker・AdGuard Pro・1Blocker・Wipr 2を比較|料金・Safari・アプリ広告・使いやすさの違いを解説【2026年版】

アプリ

iPhoneでWebを見ていると、画面を大きく覆う広告や、自動で動くバナー、記事の途中へ何度も入る広告が気になることがあります。広告ブロックアプリを使えばSafariをかなり見やすくできますが、どのアプリでも同じ範囲の広告を消せるわけではありません。

特に違うのが、Safariだけを対象にするのか、DNSを使ってSafari以外の通信にも働きかけるのか、買い切りだけで使えるのかという部分です。

2026年9月9日時点の日本App Store情報をもとに、280blocker、AdGuard Pro、1Blocker、Wipr 2を比較します。YouTubeアプリやSNSアプリの広告まで何でも消せるわけではないので、「自分がどこで広告を消したいのか」から選ぶのがポイントです。

iPhone広告ブロック4アプリを比較

今回比較する4アプリは、どれもSafariの広告やトラッカーを減らす用途に使えます。ただ、料金と使い方はかなり違います。

アプリ基本料金Safari広告Safari以外への対応向いている使い方
280blocker800円買い切り対応DNSで一部対応日本のサイトを簡単に広告ブロック
AdGuard Pro1,500円買い切り対応DNS設定で対応範囲を広げられる細かく設定したい
1Blocker無料〜対応Firewall等はPremiumApple製品を複数使う・カスタマイズ
Wipr 2800円買い切り対応Filtrは別途購入設定をほぼ触らず使いたい

280blockerは日本の広告サイトへの対応を前面に出しており、現在800円の買い切りです。AdGuard Proは1,500円で、SafariフィルターだけでなくDNS設定やカスタムフィルターまで扱えます。1Blockerは無料から試せますが、本格的に使う場合は月額・年額・買い切りのPremiumがあります。Wipr 2は800円の買い切りで、Safariの広告をなるべく手間なく消したい人向けです。

ここで先に知っておきたいのは、iPhoneの広告ブロック=すべてのアプリの広告が消える、ではないことです。

SafariではAppleのコンテンツブロッカー機能を使えるため、Webページ上の広告やトラッカーをかなり細かくブロックできます。一方、YouTube、X、Instagram、ゲームなど各アプリの中に組み込まれている広告は仕組みが違い、DNSを使っても消せないものがあります。

広告ブロックアプリを選ぶときは、「Safariを快適にしたい」のか、「Safari以外にも少し広げたい」のかを分けて考えたほうが失敗しにくくなります。

日本のサイトを簡単に使うなら280blocker

280blockerは、日本のiPhoneユーザーにとって一番分かりやすい広告ブロックアプリの一つです。

日本のApp Storeでは現在800円の買い切りで、ユーティリティランキング1位。評価は約2.9万件、4.7となっています。App Storeの説明では、2023年、2024年、2025年のトップ有料iPhoneアプリランキングで3年連続1位だったと案内されています。

基本機能はSafariのコンテンツブロックです。

280blocker側が用意したルールを使い、日本のスマートフォン向けサイトに出る広告、関連PR、トラッキング、重いSNSボタンなどを読み込む前にブロックします。

大きな特徴は、広告ブロックに詳しくなくても使いやすいことです。

アプリを入れてSafariのコンテンツブロッカーを有効にすれば、細かなフィルターを自分で選ばなくても使い始められます。日本語で使え、国内広告への対応を前面に出しているため、「とにかく日本のWebサイトを見やすくしたい」という用途なら候補にしやすいでしょう。

2026年現在はDNSブロックも用意されています。

DNSでは広告配信ドメインへの通信そのものを止めるため、Safari以外のアプリでも一部の広告通信を抑えられる場合があります。280blockerではバランス型のDNSブロックをスタンダードでも使えます。

ただし、Safari以外なら何でも消せるわけではありません。

公式説明でも、Safari以外のアプリに表示される広告は消えない場合があり、YouTube広告についても完全にはブロックできないと明記されています。YouTube広告を確実に消す用途なら、広告ブロッカーだけで解決しようとしないほうがいいでしょう。

現在は追加プランもあります。

スタンダードは800円買い切りですが、より頻繁なルール更新や強いアダルト広告対策、Safari以外のブラウザへの対応などを含むPremiumが月100円・年900円。迷惑電話やSMS対策まで加える詐欺対策プランが月300円・年2,700円です。

普通にSafari広告を消したいだけなら、最初からサブスクリプションへ入る必要はありません。

日本のWebサイトを中心に使い、細かな設定をせず買い切りで始めたい人なら、280blockerが一番選びやすいです。

細かく設定したいならAdGuard Pro

AdGuard Proは、日本のApp Storeで現在1,500円の買い切りです。

Safari広告、トラッカー、ポップアップなどをブロックでき、日本語専用フィルターも用意されています。App Storeでは最大30万のフィルタリングルールを利用できると案内されています。

280blockerとの大きな違いは、設定の自由度です。

AdGuard Proでは複数のフィルターを選んだり、自分でルールを追加したり、特定サイトだけ広告ブロックを解除するホワイトリストを使ったりできます。

さらにDNS設定にもかなり踏み込めます。

AdGuardが用意したDNSだけでなく、別のDNSプロバイダーやカスタムDNSを設定できます。Safariのコンテンツブロックだけでは届かない通信をDNS側から制御したい人には使いやすい構成です。

一方で、自由度が高いぶん、280blockerより設定項目は多くなります。

広告ブロックを入れて一度設定したら何も触りたくない人には、機能の多さがそのままメリットになるとは限りません。

逆に、

「このフィルターだけ追加したい」

「特定サイトではブロックしたくない」

「DNSも自分で選びたい」

といった使い方をするなら、AdGuard Proのほうが合わせやすくなります。

プライバシー面では、現在の日本App Store表示でAdGuard Proは「データの収集なし」とされています。iOS 13以降で利用でき、日本語を含む28言語に対応しています。

AdGuard ProについてはCuivreに個別記事もあるので、細かな機能や設定まで知りたい場合はそちらへ内部リンクをつなげてもいいでしょう。

広告ブロックを自分好みに作り込みたい人なら、4つの中ではAdGuard Proが一番自由度があります。

無料から試してApple製品で使うなら1Blocker

1Blockerは無料でダウンロードできる広告ブロックアプリです。

Safari上の広告、トラッカー、迷惑なWeb要素をブロックでき、フィルターは自動で更新されます。iPhoneだけでなくiPad、Mac、Apple Visionにも対応しており、設定やカスタムルールをiCloudで同期できます。

Apple製品を複数使っている人には、この点が分かりやすいメリットです。

iPhoneで作った設定をMacでも使い、Mac側で追加したルールをiPadへ同期するような使い方ができます。

カスタマイズもかなり細かくできます。

URLを条件にしたカスタムルールやCSSによる要素非表示などを作れるため、単に広告リストを有効にするだけではなく、「このサイトのこの部分を消したい」という使い方へ広げられます。

料金は少し複雑です。

現在の日本App Storeでは、

プラン価格
月額300円
年額2,000円
買い切り6,000円

が表示されています。

無料状態でも使えるため、まずSafariでどの程度広告が消えるかを確認できます。

そのうえで高度なカスタマイズやPremium機能が必要になった場合に課金すればいいので、「広告ブロックアプリに最初からお金を払うのは少し抵抗がある」という人にも試しやすくなっています。

一方、買い切り価格だけを見ると280blockerやWipr 2よりかなり高くなります。

iPhoneだけで普通にSafari広告を消したいだけなら、6,000円のLifetimeを選ぶ必要性はそれほど高くありません。

iPhone・iPad・Macをまたいで使いたい人や、自分で細かなルールまで作りたい人ほど1Blockerの価値が出ます。

とにかく簡単に使いたいならWipr 2

Wipr 2は、日本のApp Storeで800円の買い切りです。

広告、ポップアップ、トラッカー、Cookie警告などをSafari上でブロックし、ブロックリストは週2回自動更新されます。日本向けに強化されたリストも用意されています。

Wipr 2の特徴は、設定を細かく触ることより「入れたらそのまま使う」方向に寄っていることです。

広告ブロックアプリに多くの設定項目を求めず、

「Safariから広告が減ればいい」

「ルール更新も自動でやってほしい」

という人には分かりやすい設計です。

一度購入すればiPhone、iPad、Mac、Apple VisionへインストールできるUniversal Appになっています。

ただし、アプリ本体の対応言語は英語です。

設定項目自体はそれほど複雑ではありませんが、日本語UIを重視するなら280blockerやAdGuard Pro、1Blockerのほうが安心でしょう。

Safari以外へのブロックを広げる「Filtr」もあります。

Filtrはネットワークレベルで広告やトラッカーをブロックする追加機能で、VPN、iCloud Private Relay、カスタムDNSと併用できると案内されています。App StoreにはFiltrのアプリ内購入が複数表示されていますが、購入形態の詳細が価格一覧だけでは分かりにくいため、利用する場合はアプリ内の現在の購入画面を確認したほうが安全です。

Wipr 2は、AdGuard Proのように細かなフィルターを作り込みたい人向けではありません。

その代わり、買い切り800円で、設定に時間を使わずSafariをすっきりさせたい人にはかなり分かりやすい選択肢です。

Safari以外の広告も消したいならどれを選ぶ?

Safari以外まで考える場合は、広告ブロックの仕組みを少し理解しておいたほうがいいでしょう。

SafariではコンテンツブロッカーがWebページの要素そのものを読み込む前に除外できます。

この方式なら、ページ上の広告スペースそのものを消したり、トラッカーを止めたりしやすくなります。

DNSブロックは少し違います。

広告配信に使われるドメインへの通信を止める方法なので、Safari以外のアプリにも働く場合があります。ただし、広告と本体コンテンツが同じドメインから配信されるアプリでは、広告だけを都合よく消すことはできません。

そのため、

DNS対応 = iPhone全体の広告が全部消える

ではありません。

今回の4つでは、280blocker、AdGuard Pro、Wipr 2のFiltr、1Blockerの上位機能などにSafari以外へ広げる方法があります。

それでも、YouTubeアプリ、Instagram、Xなどの広告が必ず消えるとは考えないほうがいいでしょう。

特にYouTubeは広告配信方式が頻繁に変わります。

280blockerは公式に、YouTube広告を完全にはブロックできないと案内しています。一方、AdGuard Proや1Blocker、Wipr 2ではSafari上のYouTube広告への対応を掲げることがありますが、Safariコンテンツブロッカーの仕組み上、今後も常にすべての広告が消える保証まではありません。

YouTubeアプリの広告を確実に消したいなら、広告ブロックアプリではなくYouTube Premiumのほうが目的に直接合います。

結局どのiPhone広告ブロックがおすすめ?

4つともSafari広告を減らすという目的は同じですが、選ぶ理由はかなり違います。

日本のサイトを中心に、簡単に使いたいなら280blocker。

800円で買い切りでき、日本の広告向けのルールが強く、設定も分かりやすいので、多くのiPhoneユーザーにとって最初の候補にしやすいです。

細かな設定やDNSまで触りたいならAdGuard Pro。

フィルターやカスタムルール、DNSを自分で調整できるため、「広告ブロックを自分好みに設定したい」という人にはこちらが向いています。

無料から試し、iPhone・iPad・Macをまとめて使いたいなら1Blocker。

Premiumは安くありませんが、Apple製品間の同期や高度なカスタマイズまで含めて使う人なら価格の意味が出てきます。

設定をほとんど触らず、軽く使いたいならWipr 2。

800円の買い切りで複数Appleデバイスに使え、フィルター更新も自動です。ただしUIは英語なので、そこが気にならない人向けです。

一つだけ選ぶなら、日本で普通にiPhoneのSafariを使っている人には280blockerが最も無難です。

AdGuard Proは高機能ですが、全員がその設定自由度を必要とするわけではありません。1BlockerはApple製品をまたいで使うほど強みが出ますし、Wipr 2は設定の少なさ自体をメリットに感じる人に合います。

広告ブロックアプリは「どれが一番多く広告を消せるか」だけで選ぶより、どこまで設定したいか、Safari以外にも広げたいか、買い切りで終わらせたいかで選んだほうが使いやすくなります。

まとめ

iPhoneの広告ブロックは、Safariを快適にする目的ならかなり効果を感じやすい機能です。

今回比較した4つでは、

280blocker → 日本向け・簡単・800円買い切り AdGuard Pro → 高機能・DNS・カスタマイズ 1Blocker → 無料から試せる・Apple製品連携 Wipr 2 → シンプル・800円買い切り

という違いがあります。

Safariの広告を減らすだけなら、高機能なアプリを選ぶ必要はありません。

日本のサイトを普段通り見る人なら280blocker、設定を細かく作りたいならAdGuard Pro、複数のApple製品へ同じ環境を広げるなら1Blocker、なるべく設定を触りたくないならWipr 2という選び方が分かりやすいでしょう。

一方、Safari以外の広告まで完全に消せるアプリはありません。

DNSを使えば対象を広げられますが、YouTubeやSNS、ゲームアプリの広告まで必ず消えるわけではない点は、購入前に知っておいたほうがいいところです。

Safariをどれだけ快適にしたいか。そのために設定へどこまで手をかけたいか。

そこを決めてから選べば、自分に合う広告ブロックアプリはかなり絞れます。