Base44はどんなサービス?
Base44は、アプリ開発で必要になる複数の仕組みを最初から一つにまとめたAI開発プラットフォームです。
AI App Builderには、画面を生成した後でDatabase、Login、Hostingなどを別サービスへ接続するものもあります。
Base44は、Backend、Database、Cloud Storage、User Authentication、Analytics、Marketing ToolなどをPlatform側に持っています。
そのため「顧客管理アプリを作って」と頼んだ後に、ユーザー登録、データ保存、管理画面などを追加しても、別のBackend Serviceを自分で契約しなくても進められます。
外部サービスとのIntegrationも特徴です。Gmailでメールを送る、Slackへ通知する、Google Driveから情報を取得する、HubSpotやSalesforceと顧客情報を連携するといった処理をアプリへ組み込めます。
一方、コードを触れない閉じたNo-code Serviceではありません。
Paid PlanではIn-app Code Editingを利用でき、Builder以上ではGitHub Integrationもあります。公式には作成したCode、Data、Usersを利用者が所有し、GitHubとの双方向同期でSource Codeを自分のRepositoryへ出せると説明しています。
Visual Editorもあり、生成された画面を見ながらResponsive Designを調整できます。
つまりBase44は、AIに画面を作らせるだけでなく、アプリに必要なBackendまで標準装備し、外部連携を含めて本番公開へ持っていくNo-code寄りのAI App Builderです。
Base44ではどうやってアプリを作る?
最初は作りたいものを自然な言葉で説明します。
たとえば「小さな不動産会社向けに、顧客と内見予定を管理するアプリを作って」と入力し、必要な画面やデータを追加で伝えます。
Base44が初期アプリを生成したら、会話しながら修正します。「顧客ごとにメモを追加」「担当者別に絞り込み」「内見前日にメールを送信」といった形で機能を増やせます。
DatabaseやAuthenticationはPlatformに含まれているため、データを保存するアプリでも最初から動かせます。
外部サービスが必要ならIntegrationを追加します。たとえばGmail送信、Slack通知、LLM呼び出しなど、外部サービスを実行する処理ではIntegration Creditsを消費します。
完成したアプリはBase44上で公開できます。
独自Domainを使いたい場合はStarter以上、GitHubと同期して通常の開発フローへ持ち込みたい場合はBuilder以上が必要です。
このためBase44は、最初はNo-codeで作り、必要になったらCode / GitHubへ踏み込む段階的な使い方ができます。
Base44の料金について
Base44にはFree、Starter、Builder、Pro、Eliteがあります。
Freeは0ドルです。月25 Message Creditsと100 Integration Creditsがあり、基本機能を使って実際にアプリを作成・公開できます。無料だから静的なDemoしか作れないわけではなく、AuthenticationやDatabaseも利用できます。
Starterは月払い20ドル、年払いでは月換算16ドルです。月100 Message Credits、2,000 Integration Credits。Unlimited Apps、In-app Code Editing、Custom Domainが利用できます。
Builderは月払い50ドル、年払いでは月換算40ドルです。月250 Message Credits、10,000 Integration Credits。AI Model Selection、GitHub Integrationなどが加わり、本格的な開発で使いやすくなります。
Proは月払い100ドル、年払いでは月換算80ドル。月500 Message Credits、20,000 Integration Creditsです。
Eliteは月払い200ドル、年払いでは月換算160ドル。月1,200 Message Credits、50,000 Integration Creditsに加え、Premium Supportなどが含まれます。
Enterpriseは個別見積もりです。年払いでは20%安くなります。
Message CreditsとIntegration Creditsは何が違う?
Base44の料金を見るときは、この2種類のCreditを分けて考える必要があります。
Message Creditsは、主にBase44のAIへアプリ作成や修正を頼むための枠です。
「ログイン画面を追加」「このUIを修正」といったBuild中のAIとのやり取りで使います。実際の消費量はActionや選択したAI Modelによって変わります。
Integration Creditsは、作ったアプリが外部サービスを利用するときの枠です。
メール送信、画像生成、LLM RequestなどIntegrationを呼び出すActionで消費します。
アプリを完成させた後でも、利用者がAI機能や外部Integrationを使えばIntegration Creditsは減っていきます。
たとえばAI Chatbotを公開し、毎月多くのユーザーが質問するアプリなら、開発中のMessage Creditsより本番のIntegration Creditsの方が先に不足する可能性があります。
つまりPlanを選ぶときは「自分が何回AIへ修正を頼むか」だけではなく、完成したアプリを利用者がどれくらい使うかまで考える必要があります。
無料版からどのPlanへ上げる?
まずBase44を試すだけならFreeで十分です。
25 Message Creditsと100 Integration Creditsがあり、DatabaseやAuthenticationを含む実際のアプリを作れます。
ただしFreeはMessage Creditが少ないため、画面を何度も作り直す本格開発では早めに上限へ届きます。
最初の有料候補はStarterです。月払い20ドルでMessage Creditsが100、Integration Creditsが2,000へ増え、Custom DomainとCode Editingが使えます。
個人のMVPならStarterでもかなり進められます。
Builderへ上げる意味が出るのは、GitHub連携やAI Model Selectionが必要になったときです。Base44だけで完結せず、Source Codeを自分のRepositoryでも管理したいならBuilderが一つの境目です。
Pro / Eliteは、機能そのものよりCredit量の差が大きくなります。公開アプリの利用者が増え、AIや外部Integrationを大量に実行するようになった段階で検討するPlanです。
Base44はどんな開発に向いている?
Base44が向いているのは、Backendを含むWebアプリをできるだけ少ない準備で作りたい人です。
顧客Portal、CRM、社内Tool、予約管理、SaaSのMVPなど、User AccountとDatabaseを持つアプリと相性があります。
特に非エンジニアにとって、Database、Authentication、Hostingを別々に理解しなくても始められることは大きなメリットです。
一方、開発者でも、最初のVersionを素早く作り、必要になったらGitHubへ移して通常開発へ広げる使い方ができます。
注意したいのは、公開後のIntegration Creditsです。AIを多用するサービスでは、開発が終わっても利用者のActionによってCreditが減ります。
Base44を選ぶ基準は、AIによるコード生成だけでなく、Backend・Authentication・Database・外部Integrationまで最初からまとめて欲しいかです。
まとめ|Base44はBackendまで含めてAIにアプリを組み立ててほしい人向け
Base44は、自然な言葉からフロントエンド、バックエンド、Database、Authentication、Paymentなどを含むWebアプリを構築できるAI Platformです。
Freeでも月25 Message Creditsと100 Integration Creditsがあり、本番環境で動くアプリを試せます。
Starterは月20ドル、Builderは50ドル、Proは100ドル、Eliteは200ドル。年払いならそれぞれ月換算16ドル、40ドル、80ドル、160ドルです。
開発中はMessage Credits、公開後に外部Serviceを動かすとIntegration Creditsを使うため、料金は「何回作り直すか」と「完成後に何回使われるか」の両方で考える必要があります。
画面だけでなくBackendまでまとめて作り、必要になったらCodeやGitHubへ移りたい人には使いやすいAI App Builderです。