AIコーディングエージェント4サービスを比較

Codex・Claude Code・Cursor・Devinの違いを、使い方・料金・向いている開発から比較【2026年版】

Codex / Claude Code / Cursor / Devin

Codex・Claude Code・Cursor・Devinの違いを、使い方・料金・向いている開発から比較【2026年版】

AIにコードを書かせるだけなら、選択肢はかなり増えました。今はコード補完だけでなく、既存のプロジェクトを読ませて修正を任せたり、テストまで実行させたり、複数の開発作業を同時に進めたりできます。

その中でもよく名前が挙がるのが、OpenAIのCodex、AnthropicのClaude Code、Cursor、CognitionのDevinです。

できることには重なる部分がありますが、実際に使ってみると使い方はかなり違います。自分でコードを書きながらAIを使いたいのか、ターミナルからまとまった修正を任せたいのか、それとも開発タスクそのものをAIに渡したいのかで、選びやすいサービスは変わります。

この記事では、2026年8月28日時点の公式情報をもとに、Codex・Claude Code・Cursor・Devinの違いを、実際の開発でどう使うかという視点から見ていきます。

Codex・Claude Code・Cursor・Devinの違い

Codex、Claude Code、Cursor、Devinは、どれもAIに開発作業を任せられますが、普段の使い方は同じではありません。

サービス主な使い方向いている開発
Codex複数の開発タスクをエージェントに任せる並行して複数の作業を進めたい
Claude Codeターミナルからリポジトリを操作するCLI中心で開発している
Cursorエディタ上でAIと一緒にコードを書く自分でもコードを触りながら進めたい
Devin開発タスクそのものをAIへ任せるチームの仕事をAIへ委任したい

自分でコードを触りながら使うならCursorとClaude Code

日常的にエディタやターミナルを開いて、自分でもコードを確認しながら開発するなら、CursorとClaude Codeは使いやすい選択肢です。

CursorはAI機能を組み込んだコードエディタなので、普段のコーディング環境そのものを置き換える感覚に近くなります。コードを書いている途中でAIに質問したり、複数ファイルにまたがる修正を頼んだり、そのまま自分で続きを書いたりできます。

以前のCursorは「AI付きエディタ」という印象が強いサービスでしたが、現在はCloud Agentsにも対応しています。エディタの前で対話しながら使うだけではなく、バックグラウンドでエージェントに作業を進めてもらう使い方もできるようになっています。

それでもCursorの良さが出やすいのは、自分でもコードを触る場面です。

たとえば新しい画面を作るときに、まずAIに土台を書かせ、細かな見た目は自分で修正し、その後に関連ファイルの変更をまたAIへ頼む、といった往復がしやすくなっています。AIにすべて任せるというより、自分の開発環境の中にかなり強力な共同作業者が入るイメージです。

Claude Codeは、同じように自分のプロジェクトを扱わせるサービスでも、出発点がターミナルです。

プロジェクトのディレクトリでClaude Codeを起動すると、そのコードベースを調べてもらったり、バグを直したり、新しい機能を追加したりできます。ファイルの編集だけでなく、Gitの状態確認やコミット、ブランチ作成といった操作も会話で指示できます。

GUIのエディタからAIを使いたい人にはCursorのほうが入りやすいでしょう。反対に、普段からターミナルを使っていて、「このエラーを調べて直して」「この機能を追加してテストして」のようにまとまった作業を頼みたい人にはClaude Codeが自然です。

Claude CodeはCLIだけに限定されたサービスでもありません。現在はWebなどへ利用範囲が広がっていますが、ローカルのリポジトリに入り込み、開発者がターミナルから指示する使い方は今でも大きな特徴です。Anthropicは2026年5月にPro、Max、TeamなどでClaude Codeの5時間あたりの利用上限を2倍にしており、継続的に開発へ使う環境も強化しています。

複数の作業を同時に進めたいならCodex

Codexは、「いま開いているコードをAIに手伝ってもらう」という使い方だけでなく、作業をいくつか渡して並行して進めてもらう場面で使いやすくなっています。

たとえば「このバグを修正する」「設定画面を追加する」「テストが落ちている原因を調べる」といった仕事があるとき、それぞれを別のエージェントへ渡して進められます。

OpenAIの現在のCodexは、CLIやIDE拡張機能に加え、ChatGPTのデスクトップアプリやWebからも利用できます。ChatGPTの全プランに含まれており、FreeやGoでも利用できますが、使える量はプランによって異なります。

Codexを使う理由が出やすいのは、一つのコードをAIと交互に編集する場面より、やることが複数あるときです。

人間が一つずつ作業すると、「修正が終わったら次の機能」「そのあとテスト」という順番になります。Codexでは別々の作業として渡し、自分はその間に別のことを進められます。完了した作業を確認し、差分を見て必要なら追加の修正を頼む、という進め方ができます。

もちろん小さな修正にも使えます。ただ、数行のコードを書いてもらうだけならCursorやClaude Codeでも十分です。Codexを積極的に使う意味が大きくなるのは、ある程度まとまった開発作業を切り出して任せ始めたときでしょう。

特に一人でアプリやWebサービスを作っていて、実装以外にもデザイン、仕様確認、公開作業などを抱えている人にとっては、待っている間に別の仕事へ移れること自体が大きなメリットになります。

開発タスクをまとめて任せたいならDevin

Devinは、CursorやClaude Codeよりも「仕事を渡す」感覚が強いサービスです。

CognitionはDevinをAI Software Engineerとして提供しており、GitHubやLinear、Slack、Microsoft Teamsなどと連携しながら、開発タスクを進められます。

たとえばチームで管理している課題をDevinへ渡し、コードベースを調べてもらい、実装やテストを進めてもらう、といった使い方ができます。

現在のDevinは、単純なクラウド上の自律型エージェントだけではありません。Devin DesktopではIDEを使って自分でコードを書くこともでき、その一方で複数のエージェントやタスクを管理できます。

そのため、以前のように「Cursorは自分で書く、Devinは全部AIに任せる」と完全に分けるのは難しくなっています。

それでも実際の導入先には違いがあります。

Cursorは一人の開発者が普段使うエディタとして導入しやすいのに対し、Devinはチームにある開発タスクをAIにも担当させたいときに魅力が出てきます。

Issueや社内の依頼を人間のエンジニアだけで処理するのではなく、その一部をDevinへ回す。進行中の仕事を確認し、必要な部分だけ人間が判断する。こうした運用まで考えている会社や開発チームなら、Devinを選ぶ理由は分かりやすいでしょう。

個人開発でも利用できますが、自分の横でAIにコードを書いてほしいだけなら、CursorやClaude Code、Codexのほうが始めやすいケースは多いと思います。

料金はかなり違う

料金を見ると、4つのサービスは単純に月額だけでは比較しにくくなっています。

Codex

Codexは現在、FreeとGoを含むすべてのChatGPTプランから利用できます。利用上限はプランごとに異なり、個人向けには追加利用の仕組みも用意されています。

すでにChatGPTを使っている人であれば、まず現在のプランでCodexを試せるのが大きな利点です。

短時間しか使わない人と、毎日複数のエージェントを動かす人では必要な利用量がかなり違うため、単に「月額いくら」と見るより、自分のChatGPTプランでどこまで足りるかを確認したほうが現実的です。

Claude Code

Claude CodeはClaude.aiのサブスクリプション、またはClaude ConsoleのAPI利用から使えます。公式の導入ガイドでも、Claude.aiのサブスクリプションを利用する方法が推奨されています。

長時間コードを書かせる場合は利用量の影響を受けるため、普段のClaude利用と合わせてプランを考える必要があります。

Claudeを文章作成や調査にも使っていて、そのまま開発にも使いたい人なら費用をまとめやすいでしょう。

Cursor

Cursorには無料のHobbyがあります。個人向けではProが月額20ドル、Pro Plusが月額60ドル、Ultraが月額200ドルです。Pro PlusはProの3倍、Ultraは20倍のエージェント利用上限が案内されています。

無料でも試せるため、最初から有料プランにする必要はありません。

ただし、Cursorを毎日の開発に使い、AIエージェントを頻繁に動かすようになるとPro以上を検討することになります。利用するモデルによっても使用量の扱いが変わるため、月額料金だけでなく実際の利用量も見ておきたいところです。Cursorの料金ポリシーは2026年8月21日にも更新されています。

Devin

Devinは個人でも利用でき、Free、Pro、Max、Teamsがあります。

Proは月額20ドル、Maxは月額200ドル。Teamsは月額80ドルからで、Devin Desktopの案内ではフルシートごとに月額40ドルが加算されます。

以前と比べると個人でも試しやすい料金になっています。

ただ、Devinを選ぶかどうかは月額20ドルという数字だけでは決めにくいでしょう。コード補完の代わりとして導入するより、実際の開発タスクをどれだけ任せられるかで価値が変わるサービスだからです。

どれを選ぶか

普段使っている開発環境を大きく変えたくないなら、CursorかClaude Codeから始めるのが分かりやすいと思います。

VS Code系のエディタでコードを見ながらAIとやり取りしたいならCursor。ターミナルからプロジェクト全体を調べさせたり、修正やGit操作まで頼みたいならClaude Codeのほうが馴染みやすいでしょう。

Codexは、AIに頼みたい作業が増えてきたときに面白くなります。

一つの修正を一緒に進めるだけでなく、複数の実装や調査をそれぞれ任せ、自分は別の仕事をする。AIエージェントを一人の補助役ではなく、何人かの作業者として使いたい人にはかなり相性があります。

Devinはさらに仕事単位で任せる使い方がしやすく、個人向けのコーディングツールというより、開発チームの中にAIの担当者を増やしたい場合に検討しやすいサービスです。

どれか一つが他より優れているというより、普段どう開発しているかで選択はかなり変わります。

まとめ

自分でコードを書きながらAIを使う時間が長いなら、Cursorが最も入りやすいでしょう。エディタの中でコードを確認し、その場で修正しながら進められるので、従来の開発方法を大きく変えずにAIを増やせます。

ターミナルを中心に作業しているならClaude Codeはかなり使いやすく、既存のリポジトリを読ませて、調査から修正、テスト、Git操作まで一続きで頼めます。

一方、作業を複数に分けてAIへ渡し、自分は別のことを進めたいならCodexが候補になります。小さなコード補完より、まとまった仕事を並行して任せるほど便利さが分かりやすくなります。

Devinは、個人のコーディング補助としてだけでなく、チームで抱えている開発タスクそのものをAIへ回したい場合に向いています。

最初に試すなら、普段の開発に一番近いものを選ぶのがいいでしょう。CursorやClaude Codeから始めて、AIへ任せる仕事が増えてきたらCodex、さらにチーム全体で仕事を委任したくなったらDevinまで見る、という選び方も自然です。